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コオロギの食用について


最近、推し進められているコオロギを食用にすることについて。画像1,2は、内閣府 食品安全委員会の「欧州食品安全機関(EFSA)、新食品としてのヨーロッパイエコオロギ(Acheta domesticus)についてリスクプロファイルを公表」の資料です。資料日付 2018年9月21日。こちらはコオロギが人体に危険であるという欧州食品安全機関(EFSA)レポートです。それを内閣府が5年前にアップしています。

以下は、その本文の抜粋(最後の9行)です。

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動物衛生と食品安全において、著しいデータギャップが存在している。HACCPタイプのシステムが実施された場合でも、リスクプロファイルにおいて以下に挙げる相当な懸念が特定された。

(1)総計して、好気性細菌数が高い。

(2)加熱処理後も芽胞形成菌の生存が確認される。

(3)昆虫及び昆虫由来製品のアレルギー源性の問題がある。

(4)重金属類(カドミウム等)が生物濃縮される問題がある。

寄生虫、カビ類、ウイルス、プリオン、抗菌剤耐性及び毒物類等の他のリスクは低いと判定された。数種のリスクに関しては、更なるエビデンスが必要であることを強調しておく。

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そして、2月24日の FLASH編集部という記事では、このリスクプロファイルについて松永和紀(サイエンスライター)という方が『コオロギ食の危険性を食品安全委員会が指摘」はデマだった!専門家が徹底解説「最大のリスクは甲殻類と同様のアレルギー』と・・・リスクプロファイルについて、微妙な言い回しではぐらかすような記事を出しています。

ここからは私の想像ですが、おそらく内閣府のリスクプロファイルを多くの人に知られたりスクショを取られてしまったために火消し用に出した記事だと思います。多くの人に知られた後ではリスクファイルを削除しにくい、かといってそのままにもしておけない、そういった都合の悪さでしょうか。


そもそも、食の安全をしっかり確保していないのに、そこを確認しないでコオロギ入りの給食を子供たちに食べさせたりするのはずるいやり方だと思います。河野太郎・デジタル大臣が薦めているのも怪しさが増しますね。日本の農業、畜産、酪農に政治力を使って充実させ国民のために国内でまわしていければ“日本の食”は守れると思います。そこを飛ばしているということは“日本の食”を守る気がない、ということですね。

ちなみにコオロギは養殖でパウダー状にして加工品にいれるものが多いので何が仕込まれているのかわかりません。3枚目の写真は近所のスーパーでいつも売れ残っている「コオロギせんべい」。食文化として昔から食べられているイナゴとは違います。ちなみにイナゴはイネ科のものを食べます。コオロギは雑食。一番違和感を感じるのは世界中でコオロギ・昆虫食を推進している大きな流れが気持ち悪いですね。もちろん自ら好んで食べたいと思う人については止めたりはしません。皆様、自分や家族の体に入れるものには気をつけましょうね。

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